解決事例(刑事・少年事件)

解決事例(刑事事件)3:被害者との示談(起訴されないために)

解決事例(刑事・少年事件)

■依頼主:男性

■相談内容
お店で暴れ、店員さんに暴力を振るって怪我をさせてしまった。できれば起訴されたくない。

■結果
被害者への謝罪、示談金の提案等、示談交渉により示談が成立した。
本件では、お店が店員さんの交渉窓口となり、お店にもご迷惑をかけたということで、店員さんとお店の双方と示談をすることになった。
内容としては、店員さんに対しては、治療費、慰謝料、休業補償等一切を含む示談金として一定額を支払い、お店に対しては、売上補償等一切を含む示談金として一定額を支払うということである。
示談がまとまり、被害者に被害届取下書を書いていただき、検察官に提出したところ、無事、起訴猶予処分となった。

■コメント
示談があれば、刑事責任がなくなるということではありません。
ただ、刑事事件において、被疑者の刑事責任を決めるうえで、示談がまとまることは重要な要素になります。示談がなければ起訴されるものが、示談があることによって不起訴(起訴猶予)となることは多々あります。不起訴になれば前科はつきません。
よって、可能であれば、多めの示談金を支払ってでも被害者との示談解決を目指したいところです。